新築への想い
三樹会泌尿器科病院は、2023年夏を目標に新築移転を予定しておりましたが、諸事情により、2024年に延期となりました。皆様には1日も早く、新病院での診療を受けていただけますよう、全力を尽くして早期の新築移転を目指してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。
この新築移転を期に北海道の基幹泌尿器科病院として札幌、北海道の泌尿器科医療への一層の貢献を行ってゆく所存です。新病院では、① 手術支援ロボットのda Vinci システムを導入し、全道の皆様により低侵襲で質の高い泌尿器科手術を提供してまいります。② 外来・入院の患者様には、新しいより良い環境で医療を提供できるようになります。入院病棟は、1室にゆとりを持たせ、4人部屋においても個室感も持った作りに致しました。また病棟はナースステーションを囲むように存在し、入院患者様の状態がスタッフに分かり易い回廊式の病棟になります。③ 外来においては、待ち時間の表示など新しいシステムを導入して、外来患者様の利便性の良い外来診療を目指してまいります。④ 泌尿器科の救急医療にも取り組んでまいります。⑤ 受診が難しい患者様には、オンライン診療をさらに進めてまいります。
しかし最も大切なことは、建物のハード面ではなく、いかにより良い泌尿器科医療を提供してゆくか、医師を含めたすべてのスタッフの質の向上です。そのためには、これから新築移転までの期間が重要であり、日々の改善を積み重ねてまいります。
札幌・北海道の泌尿器科医療の中心となる病院として、皆様により良い医療を、そして北海道の泌尿器科医療へのいっそうの貢献を目指し、新築移転への準備を進めてまいります。皆様のご指導の程、宜しくお願い申し上げます。
2023・1月吉日
三樹会泌尿器科病院
理事長 佐藤嘉一